【レザー(革)の繊維方向の特徴と説明】

【レザー(革)の繊維方向の特徴と説明】

革の皮下組織にある繊維層には、下記の【革の繊維方向の流れの特徴】にあるように
背中からお腹に向けて繊維の流れが走っています。

 

【革の繊維方向の流れの特徴】

●革の繊維組織には、矢印の方向に対して繊維が走っていて、

矢印の向きに沿って引っ張り強度が強く伸びずらいという特徴があります。

 

 

ある程度以上のレザーアイテムを製作する際には、
この【革の繊維の流れ(繊維方向)】を注意深く意識しないと、

 

出来上がった作品の「見た目」や「機能性」に不具合が生じる場合が多いです。

 

 

 

例えば、ベンズを使用しているのにベルト革の伸び方がヒドイ。。とか、
カバン・バッグの被せ部分の開閉が歪んでしまい気持ち悪い。。

 

財布・ロングウォレットの折り目が斜めに開閉するクセが付いてしまっている。。

 

 

 

また、既製のレザー製品を購入する際なんかにも、
ちゃんとしたブランドであれば、『バッグの被せ』や『ウォレットの折り目』など、

 

しっかり革の繊維方向が計算されて裁断・デザインされているかと思いますが、

 

もし、革の繊維方向とレザー製品の機能的なデザインがチグハグになっていたら、
長年使用していく中で革の『型崩れ』・『歪み』・『ねじれ』の現象が発生してきます。

 

(しかも、革の厚みが厚くなるほど繊維の流れの影響を受ける事になります^^;)

 

 

 

これらのトラブルケースは『高い革を使用しているから』
『安い革を使用していたから』とかいう素材トラブルのレベルではなく、

 

 

ただ単に【作品のデザイン】と【革の繊維の流れ】を意識できなかった、

 

あるいは気にしないでレザー作品を制作してしまった結果、
このような不具合を引き起こしてしまったということが
直接的な原因だったりする事が多いようです。

 

 

 

しかし、逆にいえば、【革の繊維の流れを判別し、
しっかり革の繊維方向を見極めて調整しなおす事】で、

 

上記に書いた不具合の解消はモチロン、
『一定の負荷が掛かるパーツ』や『屈曲の動きが多いパーツ』に対しても、

 

【革の厚みを変えるという物理的な選択肢】の他に本来もっている革の性能を
最大限に引き出して使用する事も可能。。という選択肢が増えるわけです。

 

 

 

さてさて、そんなこんなで少しでも使い心地の良い
レザーアイテムを製作するに当たって、

 

革の繊維の流れを的確に見極めるという事が必須条件!!
・・・な空気が生まれてきましたねぇ〜(大袈裟か 笑)

 

 

 

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ちょっと小休憩ぃ〜♪

 

 

 

 

とはいっても、上の【繊維方向の特徴図】にあげた一枚革であれば、
簡単に繊維方向を見つける事ができますが、

 

部位が特定できない中型のハギレ革や、すでに製品となっているレザーからでは、
ナカナカ革の繊維方向を判別する事は難しいものがあります。

 

 

そこで、もしハギレ革などで革の繊維方向を知りたい場合の
チョッとした判別法を紹介します。

 

判別法といっても、やることはとってもシンプルで、
繊維方向を知りたいハギレ革を軽く「前後左右」に引っ張ったり、
折り曲げてみたりします。

 

 

そこで、引っ張り(伸び)やすい方向が革の繊維方向と垂直方向にあり、
折り曲げやすい向き(シワがはいる向き)が繊維の流れという感じで判別していきます。

 

 

モチロン、革には一枚一枚個体差がありますので、
通常この部位の革は伸びずらく強い部分なのに、

 

この革は、この部分でも伸びやすいなぁ〜という事もありますので、
あくまで自分の手で触りながら確かめることが大切です。

 

 

ちなみに、たっぷりとオイルが浸透しているオイルレザーなんかは、
繊維方向に注意しながら革を折り曲げてみると、繊維の流れがわかりやすいですよね。

 

 

 

・・・という訳で、これらの知識を少しだけ頭に入れておくと、
激安ショップのダンボールの中にはいっているバーゲンレザーから、
良いハギレ革を購入できたり、そのハギレ革を最大限に効果的に使いこなせたり、

 

革の【繊維方向】を見極める事で、普段より何倍もお得で
素敵なレザー作品を作ることが出来るかと思います!

 

 

これからは、一枚革を購入の際や、ハギレ革を購入する際はモチロン、
既製の革製品(個体によって当たり外れがあるので)を購入する際にも、

 

【革の繊維層の流れ】をチェック項目の一つに入れておけば、
より一層、永くお気に入りのレザーアイテムを使えますっ♪

 

 

ぜひぜひ、【革の繊維の流れ】を注意深く観察してみてくださいねっ^^♪

 

革パーツ(部位)の名称&パーツ別【革質の特徴】