『革の洗い方っ!1』<水染みの取り方&回復法>
革のメンテナンスについて、ご質問を頂く事が多くなり、
その中でも「水染み」と「革の汚れ」に関するご質問がダントツですので、
とりあえず、これらのトラブルに関して、
ドントなりの解決方法にあたるメンテナンス法を紹介していきます。
【革の洗い方@】:革の水染み除去方法
よく、「革製品を身に付けているときに水の近くにいくな。。」と
大げさに言われるほど、
レザーアイテムと水分というのは、常に抜き差しならないトラブル原因の
上位にくる組み合わせです。
レザーと水の相性が悪いといわれている由縁としては、
レザーバッグや革ジャンを身に付けているときに、雨が降ってきて、
革から水分が乾いた際に、油分も一緒に抜けてパサパサになったり、
レザーアイテムから水分が抜けて完全に乾いたたと思い込み、 |
などなど、「革と水分にまつわる」レザートラブルの話題が多いから。。
・・・という事がいえます。
そもそも、「本当に革は水に弱いのか。。」と聞かれれば、
もともと、「革をなめす工程」の際には、
大量の水につかりながら皮から革へなめされていく訳で、
日頃から、オイルを入れたり、防水スプレーをかけたり、
ある程度のレザーのメンテナンスさえ施していれば、
そんなトラブルも少ないだろうなぁ〜。。というのがドントの感覚です。
それでは、雨に打たれたり、コップの水をこぼして「革が濡れた」際に起こる
「水染み」のメカニズムとは何かといいますと、
革が水に濡れた際に、革に付着していた汚れや、
革を染めている染料が「濡れた部分」から「乾いている部分」に向かって、
広がるように移動していって乾わいた結果が「水染み」のメカニズムです。
モチロン、革のなめし方によって、また革を染めている染料の種類によって、
すこぶる「水染み」に強い革もありますが、
革のなめし方の中でも一番ナチュラルな風合いを持つ「ヌメ革」や
「ヌメ革にオーガニック」な染料のみを使用して染められた革は、
ちょっとした水分が取り返しのつかない事態に陥るパターンも多いです。
さて、そのような革製品を使用されている方は、このようなトラブルにならないよう
常に細心の注意を払い、気をつけて使っているだろうと思いますが、
それでも、不思議とこのようなトラブルってなくならないんですよねぇ〜。。
では、そろそろ本題に入っていきますが、不覚にも革ジャンや革バッグなどを
濡らしてしまい「水染み」が出来てしまった場合はどうすれば良いのか。
これから、実際にドントが普段からおこなっている
「水染み回復術」をご紹介します。
この回復法はトラブル発生から時間経過が早ければ早いほど
成功率は高いです。
また、「回復法」と言っている訳は、ドントの感覚から厳密に言いますと、
この方法は、最初の状態からみて「水染み」が目立たなくなっていきますが、
決して「染みが着く前の革の状態」には戻ることはないだろうし、
革の色や質も若干変化すると思っているので、あくまで回復法と言ってます。
初めて「水染みのケア」をする方は、
これらの事を踏まえて、どうぞご参考ください。
まぁ、それらも全部ひっくるめて「革の味」でしょう。。と言える余裕がほしいですね^^v
それでは、先ほども書きましたが、
革の「水染み」というのは、革に付着している汚れや、革を染めている染料が、
「濡れた部分」から「乾いている部分」へ広がり移動する事で起こる現象です。 |
ですので、「濡れている・乾いているの境界線をなくし、
染料の移動を最小限にする」というのが大事です。
これは、どういうことかというと、「革の大きさに対して一部が水で濡れたとしたら
染料の移動」が起きてしまいますが、
「革全体「1パーツ」を水で濡らしたら、染料の移動は最小限でとどまる」という事です。
えーと、早い話、革を全部濡らしちゃえっ。。ってことですね(笑)
さて、それでは、いよいよ実際の【水染み回復法】の作業手順を
ハギレBOXから見つけた革を使って紹介していきますので、
動画の再生ボタンをクリックしてください♪
【革の洗い方っ!1】<水染みの取り方&回復法>
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